「プログラミングを始めたいけど、言語が多すぎて選べない」
Python、Ruby、Java、JavaScript……。
ネットで検索すると「PythonはAIに強い」「Rubyは初心者向け」「これからはGo言語だ」など、色々な意見が出てきて混乱しますよね。
もしあなたの目的が「自分でWebサービス(SaaS)を作って公開したい」なら、選ぶべき言語はたった一つです。
この記事では、なぜ初心者が最初に「TypeScript(タイプスクリプト)」を選ぶべきなのか、その絶対的な理由を3つに絞って解説します。
これを読めば、もう言語選びで迷う時間はゼロになります。
🏆結論:TypeScriptは「JavaScriptの完全上位互換」
理由を話す前に、ひとつだけ知っておいてください。
TypeScriptは、Web開発で必須の言語「JavaScript(ジャバスクリプト)」を、より使いやすく安全に進化させた「進化版」です。
「進化版ということは、難しいのでは?」と思うかもしれませんが、逆です。
「初心者こそ、進化版のTypeScriptから入ったほうが挫折しない」のです。
その理由を3つのポイントで解説します。
理由1. 🛡️「予期せぬバグ」を未然に防げる(挫折回避)
プログラミング初心者が挫折する一番の原因は、「コードは合っているはずなのに、動かしてみるとエラーになる」という現象です。
最近のエディタはJavaScriptでも単純なスペルミスなら教えてくれます。しかし、JavaScriptには「データの中身(型)まではチェックしない」という弱点があります。
❌ JavaScriptでよくある事故
「消費税の計算」をするプログラムに、誤って「数字」ではなく「文字」を渡してしまったとします。
JavaScriptはこれをエラーにせず、無理やり計算して変な結果(NaNなど)を表示させます。
初心者は「エラーは出てないのに計算がおかしい…なぜ?」と数時間悩むことになります。
✅ TypeScriptの場合
「ここは数字しか入れちゃダメ!」と事前に決めておくことができます(これが「型」です)。
もし文字を渡そうとすれば、実行する前の段階でエディタが「型が違います」と赤線で警告してくれます。
つまりTypeScriptを使うと、「実行してから気づくミス」を「書いている最中」に潰せるのです。
この安心感こそが、初心者がTypeScriptを選ぶべき最大の理由です。
理由2. 📈世界No.1の需要と、高い将来性
せっかく覚えるなら、仕事に繋がりやすい言語がいいですよね。
TypeScriptの需要は、ここ数年で爆発的に伸びています。
世界中のエンジニアが集まるプラットフォーム「GitHub」が発表したレポート(Octoverse 2025)において、TypeScriptがついにJavaScriptやPythonを抜き、「世界で最も使われている言語」の座に輝いたのです。
企業の採用現場でも、「JavaScript書けます(動けばOK)」という人より、「TypeScriptで堅牢な設計ができます」という人の方が圧倒的に信頼され、高単価になりやすい傾向があります。
つまり、TypeScriptを選んでおけば、個人開発だけでなく、就職や副業案件の獲得においても最強の武器になるということです。
なぜそこまで人気なのか?
- AIとの相性が抜群:
GitHubの報告によると、AI(Copilot等)にとっても「型」があるTypeScriptの方が正確なコードを書きやすく、AI時代の開発に最適であることが急成長の要因となっています。 - 年収が高い傾向にある:
2025年の調査データ(Hashstart Academy等)によると、TypeScriptエンジニアの平均年収はJavaScript単体のエンジニアよりも高く、12万ドル(約1,800万円前後)を超える水準にあると報告されています。
つまり、今からTypeScriptを選ぶことは、「世界で一番使われている、AI時代に強い、稼げる言語」を選ぶことと同じなのです。
理由3. 🌏WEB開発の「世界標準」になりつつある
これが決定的な理由です。
「なんとなく流行っているから」ではなく、客観的なデータや事実として、TypeScriptは世界標準(デファクトスタンダード)になっています。
- 世界的な調査での支持:
エンジニア向けの大規模アンケート「State of JS」において、TypeScriptは長年「使用率」と「満足度」でトップクラスを維持しています。 - 公式ドキュメントでの推奨:
現代のWeb開発で必須のフレームワーク「Next.js」や「React」などの公式ドキュメントでは、TypeScriptでの開発がデフォルト(推奨)として扱われています。
GoogleやMicrosoftといった巨大企業のプロダクトも、今はほとんどがTypeScriptで作られています。
「最初は簡単なJavaScriptから…」と遠回りするよりも、最初から世界標準のTypeScriptに慣れておいた方が、結果的に最新技術へのキャッチアップが早くなります。
📊主要言語の比較表(Web開発視点)
他の人気言語とも比較してみましょう。
| 言語名 | 安全性 (バグの防ぎやすさ) | Web需要 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| TypeScript | ◎ 高い | 🔥 急増中 | JSの進化版。 これ1つで全部作れる現代の主役。 |
| Python | ◯ 普通 | ◎ 高い | AIやデータ分析に最強。 Webの「画面」を作るのは苦手。 |
| Ruby | △ 低め (実行時エラー多) | ◯ 安定 | 日本で人気があり書きやすい。 「Ruby on Rails」が有名。 |
| JavaScript | △ 低い (型がない) | 👑必須 | Webの基本。 今はTypeScript経由で書くのが主流。 |
💡 コラム:AIとの相性も抜群
最近流行りの「AIによるコード生成」ですが、実はAIにとっても「型」があるTypeScriptの方が指示を理解しやすく、より正確なコードを書いてくれます。
AI時代こそ、TypeScriptを選ぶメリットは大きいのです。
まとめ:TypeScriptで「二度手間」を防ごう
今回の結論です。
- 🔰安全: 「型」があるから、初心者でもデータの不整合によるエラーに悩みづらい。
- 📈将来性: 仕事が多く、個人開発でも就職でも有利。
- 👑標準: Next.jsなどの主要ツールや世界的な調査(State of JS)でも推奨されている。
「でも、TypeScriptって難しそう……」
大丈夫です。いきなり分厚い参考書を買って文法を暗記する必要はありません。
まずは「習うより慣れろ」です。
道具(VSCode)と言語(TypeScript)が決まりました。
次回からは、いよいよ「フレームワーク(Next.js)」を使って、実際にWebサイトの形を作っていきましょう。