「プログラミングを始めるなら、やっぱりMacBookを買わないとダメですか?」
これからエンジニアを目指す方の質問でよく見かけます。
カフェでMacBookを開いているエンジニアを見かけることもありますし、「Macじゃないと開発できない」という印象があるかもしれません。
しかし、高価なMacを買う前に、結論をお伝えします。
今持っているWindowsパソコンのままで、全く問題ありません。むしろ2026年現在、Windowsの方が幸せになれるケースも増えています。
この記事では、「Windows vs Mac」論争に終止符を打つべく、コスパから開発のしやすさ、ゲーム性能までを徹底比較。
「今持っているPCで始めていいの?」「買い換えるならどっち?」という迷いをゼロにします。
結論:あなたはどっちのタイプ?
最初に結論のチャートを置いておきます。
自分のスタイルに合わせて選んでください。
🏆 2026年のOS選び判定チャート
- とにかく安く高性能なPCが欲しい / ゲームもしたい 👉 Windows 一択
理由:同じ性能ならWindowsの方が圧倒的に安いです。開発もハマりポイントも多いですが「WSL2」機能を使えばMacと同等に快適です。 - iPhoneアプリを作りたい 👉 Mac がおすすめ
理由:iOSアプリ開発にはMacがほぼ必須です。また、Appleシリコンのバッテリー持ちと画面の美しさは現在も最強です。
Windows vs Mac 徹底比較(コスパ&開発視点)
4つの重要なポイントで比較してみましょう。
| 比較項目 | Windows | Mac |
|---|---|---|
| 💰 コスパ | ◯(良い) 10万円台で十分な性能が買える。BTOなど選択肢も豊富。 | △(高い) 最低でも15万円〜。メモリを増やすとすぐ高額になる。 |
| 💻 開発のしやすさ | ◯(今は快適) 「WSL2」のおかげでMacと同等の開発体験が可能になった。 | ◎(標準) Web開発の標準環境(UNIXベース)なので、トラブルが少ない。 |
| 🎮 ゲーム性能 | ◎(最強) Steamのほぼ全てのゲームが動く。GPU性能を活かせる。 | △(発展途上) 対応タイトルが少ない。FPSなどは厳しい場合が多い。 |
| 🔒 セキュリティ | ◯(普通) ユーザーが多い分ウイルスも多いが、標準機能(Defender)で十分守れる。 | ◎(堅牢) OSの仕組み上、ウイルスに強く、チップレベルのセ キュリティも強力。 |
💡 コラム
「プログラミングにはMacが良い」と言われていたのは、実は数年前までの話です。
覚える必要はないですが、元々Macが開発向きと言われていたのは、MacOS自体が Unix系のOS なのと、 iOSアプリ の開発に XCode が必要だからです。
WEBアプリの本番環境ではUnix系OSが採用されるケースが多く、ターミナル、パッケージ管理、CLI周りの挙動が素直でした。
2026年の今はWindowsも進化しており、WSL2でLinuxっぽい環境を作れるため iOSアプリの開発以外はそういった差分も出づらくなりました。
1. コスパと汎用性ならWindows
Windowsの最大の魅力は「安くて何でもできること」です。
同じ予算を出せば、Macよりもスペックの高いマシンが手に入ります。
また、もしあなたが「息抜きにSteamで話題のゲームを遊びたい」と思っているなら、迷わずWindowsを選んでください。Macでも動くゲームは増えてきましたが、多くの人気タイトルはまだWindows専用です。
2. 開発環境は「WSL2」でWindowsもMacと同等に
昔、エンジニアがこぞってMacを使っていた最大の理由は「ターミナル(コマンド操作)」が使いやすかったからです。
しかし現在は、Windowsの中にLinux(エンジニア用のOS)を入れられる「WSL2」という機能が標準搭載されました。
これのおかげで、Web開発においてWindowsがMacに劣ることはほぼ無くなりました。
今のPCで大丈夫?買い替えの「安心ライン」スペック
「Windowsでいいのは分かったけど、俺の古いPCでも大丈夫かな?」
安心してください。プログラミング学習の初期段階では、最新のハイスペックPCは不要です。
ただし、2026年の基準として「ここだけは満たしておかないと動作が重すぎて挫折する」という最低ラインがあります。
⚠️ これ以下なら買い替え推奨(最低スペック)
- メモリ: 8GB以下 ←最重要!
- ストレージ: HDD(ハードディスク)
- 購入時期: 5年以上前(Windows 10より前)
狙うべき「安心スペック」はこれだ
今持っているPC、またはこれから買うPCが以下の条件を満たしていれば、向こう数年は戦えます。
- メモリ:16GB 以上
ここが一番大事です。AIツールやブラウザを開きながらエディタを動かすと、8GBではカクつきます。16GBあれば快適です。 - ストレージ:SSD 256GB 以上
HDDは起動が遅いので可能なら「SSD」と書かれたものを選んでください。 - CPU:Core i5 / Ryzen 5 以上(ここ3〜4年のもの)
そこまで高性能でなくてOKです。
もしあなたがPCゲーム用のパソコンを持っているなら、メモリは大抵16GB以上あるはずなので、そのまま最強の開発マシンとして使えます。
コラム:なぜ筆者はMacを使っているのか?
ここまでWindowsを推しておきながら、実は私はMacBookProを使っています。
理由はシンプルです。
- iPhoneアプリの開発をすることがあるから(ほぼ必須条件)。
- PCではゲームをしないから。
- フォント(文字)の表示が綺麗で、目が疲れにくいから。
- Apple製品が好きだから。
これだけです。「iPhoneアプリを作りたい」という明確な目的がある場合、または「予算はあるから、とにかく画面が綺麗で持ち運びやすいPCがいい」という場合は、MacBook Airなどが最高の相棒になります。
しかし、これらに当てはまらなければ、無理をして高いMacを買う必要は全くありません。
まとめ:まずは手元のPCで動かしてみよう
道具選びで悩みすぎて、いつまでもスタートできないのが一番もったいないです。
- コスパ重視・ゲームもするならWindows。
- iPhoneアプリを作りたいならMac。
- メモリ16GBあれば、どちらでもプロになれる。
もし、家に条件を満たすWindows PCがあるなら、今すぐそれを開いてください。
新しいPCを買うお金は、将来のための書籍代や、ドメインなどの開発関連費に回しましょう。
PCが決まったら、次は必要なツールの準備です。